6.6. グループのロック¶

ATHENA には他の多くのプログラム，解析プログラムだけでなく，その他のプログラムとも共通した機能もあります．ATHENA を使い始めるとすぐに，何かばかなことや後悔するようなことを行ってしまうでしょう．パラメータを間違った値にしてしまったり，何がよい値であったかを忘れてしまうといったことはよく起こります．この種の問題を和らげるために，ATHENA ではデータグループを ロックする (freeze) ことができます．

ロックされたグループのパラメータは変えることはできません．グループがロックされると，関連するパラメータが無効化され，入力できなくなります．さらに，パラメータの拘束や整列操作といった全体に適用される操作もロックされたグループには適用されません．

ロック機能は，最適なパラメータを探した後にうっかりしてそのパラメーターを変更しないようにするためにあります．以下のスクリーンショットで示しているように，様々なロック機能は Freeze メニューからアクセスすることができます．

図 6.14 データのロックはいくつかの方法で視覚化されており，グループリストで緑色に強調されたり，多くの操作項目が無効化されています．

選択中のグループのロック状態を変更するには，Freeze ボタンにチェックを入れるか，Alt-f とタイプしてください．Freeze メニューの項目を使うと，複数のグループのロック状態を設定することができます．全てのデータ，マークのついたグループあるいは正規表現に一致するグループに対して，ロックをかけたりあるいはロックを解除したりすることもできます．

ファイルをロックすると，いくつか見た目の変化があります．グループリストで選択されたときの強調の色が薄い緑色に変わり，メインウィンドウの入力欄は無効になります．

ロックしたデータのパラメータを直接編集することはできません．ロックされたデータに対しては，パラメータの拘束や整列といった操作は適用されませんが，プロジェクトから削除してしまうことはできます．ロックを解除するには，もう一度 Alt-f を押して下さい．

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6.6. グループのロック¶

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