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プレスリリース:カーボンナノチューブを効率よく成長させる触媒を開発

2026.06.04

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近畿大学理工学部応用化学科准教授 杉目恒志、同講師 朝倉博行、近畿大学法人本部管理部技術課長 納谷真一らの研究グループは、次世代の素材として期待されている「カーボンナノチューブ(CNT)」を高温な環境下で長く成長させることができる、2種類の異なる金属元素を組み合わせて構成された新たな触媒を開発しました。

 鉄(Fe)のナノ粒子を触媒として用い、炭化水素やアルコールなどを原料とした化学反応を利用して、高密度なCNTの集合体を成長させる手法において、これまで報告例のなかったレアアース元素の「エルビウム(Er)」と「スカンジウム(Sc)」を「ガドリニウム(Gd)」に代わって添加することで成長寿命を延ばす効果があることを明らかにしました。さらに、Scを添加した場合には、ErGdと比較して、より高温な環境下でもCNTを長尺化できることを実証しました。本研究成果により、高品質で長いCNTを効率的に成長させる新たな合成法の開発につながることが期待されます。

【本件のポイント】
次世代の素材であるCNTを効率よく成長させることが可能な、2種類の異なる金属元素を組み合わせて構成された新たな触媒を開発
鉄を触媒として高密度なCNTの集合体を成長させる際、レアアースの一つであるScを添加すると、触媒の構造変化が活発に起こる900℃でも長い成長寿命が得られることを解明
より高品質で長いCNTを効率的に成長させることが可能な新たな合成法の開発につながる研究成果

 【論文掲載】
掲載誌: Carbon
論文名: Effect of rare-earth cocatalysts on the growth of centimeter-long carbon nanotube forests
URL
https://doi.org/10.1016/j.carbon.2026.121661

【近畿大学からのプレスリリース】
https://www.atpress.ne.jp/news/1074766

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