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総合理工学研究科物質系工学専攻博士前期課程の長光 美桜さん（指導教員:多田 弘明教授）による成果が，ナノ材料の国際雑誌である「Chemical Communications」誌（Royal Society of Chemistry社発行）のInside back coverに選ばれました。

長光さん，多田教授らは， TiO2上を被覆するようにRuO2をエピタキシャル成長させ，さらに活性サイトの確保及び酸素の2電子還元反応の促進を目的とし，TiO2上に金ナノ粒子を担持しました。その結果，純水中においてRuO2上で水の酸化反応，金ナノ粒子上で酸素の2電子還元反応という過酸化水素の理想的な生成サイクルを達成し， 従来の系に比べ2倍以上の光触媒活性を示すことを明らかにしました。

Hydrogen peroxide synthesis from water and oxygen using a three-component nanohybrid photocatalyst consisting of Au particle-loaded rutile TiO2 and RuO2 with a heteroepitaxial junction