プレスリリース:不透明な固体試料でも円偏光発光を測定できるCPL評価ユニットを開発ー従来法では測定できなかった材料の評価技術の確立に期待
近畿大学理工学部 応用化学科教授 今井喜胤、日本分光株式会社(東京都八王子市)鈴木仁子らの研究グループは、従来は検出が困難とされていた不透明な固体試料の円偏光発光(CPL)を測定できる、新しいCPL評価ユニットの開発に成功しました。固体試料はさまざまなノイズが影響してCPLの測定が難しく、これまでは試料に光を透かして裏側から観測する方法が一般的でしたが、その手法では光が透過しない不透明な試料の測定ができませんでした。本研究成果により、非透過の固体試料でもCPLが測定できる手法の確立が可能となり、今後、次世代の光デバイスやセキュリティ材料、量子通信分野における材料評価技術への応用が期待されます。
【本件のポイント】
● 従来は困難とされていた、不透明な固体試料の円偏光発光を測定する評価ユニットを新たに開発
● 今回開発した新手法では、幅広い角度条件でCPLが測定でき、汎用性が高いことを確認
● 不透明な固体試料のCPL測定に適用可能であり、今後さまざまな分野での材料評価技術の確立に期待
【論文掲載】
掲載誌:Chemistry Letters
論文名:Circularly Polarized Luminescence Measurement under Reflection-Mode Excitation for Solid-State Films(反射励起法による固体薄膜の円偏光発光測定)
DOI:10.1093/chemle/upag052
論文掲載:https://doi.org/10.1093/chemle/upag052
未分類
2026.04.28 10:45