プレスリリース:磁場誘起型有機円偏光発光ダイオードの円偏光発生メカニズムを解明―円偏光発光ダイオードの高性能化の設計指針を提示
大学院学生 鈴木聖香さんらと大阪公立大学の研究グループは、有機発光ダイオードに外部から磁力を加えることで、らせん状に回転しながら振動する光「円偏光」を発生させることに成功しました。従来の有機円偏光発光ダイオードとは異なり、左右両回転の円偏光発光が発光層から同時にかつ逆方向に発生していることを明らかにしました。このメカニズムに基づいたデバイス設計によって、これまでの有機円偏光発光ダイオードの課題であった光の回転度の低下を抑えることが可能となります。本研究成果を用いれば有機円偏光発光ダイオードの高性能化が可能であり、将来的に、新しいタイプの有機円偏光発光ダイオードの開発に繋がることが期待されます。
論文:https://doi.org/10.1039/D4TC00048J
プレスリリース:https://newscast.jp/news/9353550
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2024.02.27 11:22